今の時代、人気・実績ともにjavascriptのライブラリ=jQueryという事で間違いはないでしょう。でもね、dojoも良いもんですよ。

dojoのどの辺が良いのか?これまでも優れていた点、最近のリリースで改善された点などいくつかポイントにまとめました。※個人の感想です。

理由1:見た目の良いWidgetsを標準で使うことができる。 


上記リンクを見てもらえば一目瞭然ですね。ブラウザで、デスクトップアプリのような雰囲気(見た目)のアプリを作りたいのであれば、お薦めできます。
 
豊富なWidgetsが標準であり、それぞれ見た目が良いのです。ツリーも、グリッドも、タブも、ダイアログも…。おそらく、他のjavascriptライブラリでもプラグインを使えばいろいろ出来るのでしょうが、それぞれのバージョンのアップデート・互換性懸賞の手間や、全体的な統一感を考えた時、標準で色々なWidgetsを使えるdojoは魅力的です。

 

理由2:実は(今のバージョンは)そんなに重くない

「dojoはリッチなUIだけど重くてロードに時間がかかる」って思ってる人は多いと思います。私が業務でdojoをぱりぱり使ってたのは、まだdojoが1.4.xの時代ですが、確かにそんな感じでした。(それでも必要なモジュールだけカスタムでビルドすれば、だいぶましになるんですけどね)

今のdojoは軽さをアッピールできる程(featuresのまっさきに"Extremely Small and Fast"って文言がきてる)になってます。速く・軽くと作りが変わってきてるので、書き方も変わってきています。次に続く。


理由3:モダンな書き方ができるようになった

こちらの記事ではこれまでの書き方をlegacyと一蹴して、いかにmodernな書き方になったかが書かれていますが、確かにこれまでに比べてわかりやすく書けそうです。過去にdojoちらっとやったけど、という人はlegacyな書き方しか知らないはずなので、ぜひ見てmodernを感じてください。


理由4:ドキュメントが充実している

※ただし英語ですけど。。
チュートリアル大好きなんで、公式ドキュメント(http://dojotoolkit.org/documentation/
でそれが充実してるのはうれしいですね。英語ですが、それほど難しくもないので、つらつら読むと雰囲気わかります。APIリファレンスも使用例付きのちゃんとしたのがあるので、勉強に向いてるんじゃないでしょうか。
 

理由5:javascriptのライブラリとして、基本機能は抑えてる

まぁいわずもがな、ですが。Ajax処理,dom処理,css処理,json処理,イベント処理,便利な配列処理といった必要な機能はそろっています。もちろん、必要あるものがなければ自分で作ればOKですしね。

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jQueryを極めるのもいいけど、視野を広げるという意味でたまにはdojoもウォッチしてみてはどうでしょうという提案でした。やると面白いと思うよ。

私もアプリを作った経験としてはlegacyなdojoで止まっているので、modernなdojoをちゃんと勉強します。そして、特に最近のdojoについては日本語の記事が少ないので、勉強しつつアウトプットしていきたいなと。