life is too short

誰も(あるいは十分な人数が)必要としていないもの作り続けるには人生は短すぎる。

新人の頃はこんなこと考えもしなかったけど、35才も過ぎるとうんうんと頷いてしまいますね。

火のないところに煙は立たぬが、課題・必要のないところにもシステムは作られるのです。 火のないところに水をぶっかけるイメージでしょうか。

自分のこれまでの仕事を思い返しても「作ったけど使われないシステム」を作った経験は少なからずあります。 受託だと、お客さんが「作って」と言ってきてるものを作っている(はず)なのにね。自社サービスならなおさらでしょう。

ではどうしましょ?

先月インセプションデッキのワークショップに参加し、今回この本を読んだ自分の「仮説」は、

  • いわゆる受託開発で、それを防ぐのがインセプションデッキ。
    • →なぜ?どうやって?作るかを把握する
  • いわゆる自社サービス開発で、それを防ぐのがリーンキャンバス。
    • →なにを?作るかを把握する

なんじゃないかなっと。今年はぜひとも実証していきたいですね〜。

リーンキャンバスに書かれる内容をギュッとしたのがエレベーターピッチな感じもしました。デッキ作成でエレベーターピッチを作る代わりに、みんなでリーンキャンバスを埋めるってのもありなんじゃないかな。

願わくば、お客様がリーンキャンバスを利用して自分が何の解決のためにどのような特徴をもったサービスが必要かを理解できますように。また、開発者はインセプションデッキでその気持ちを正しく受け止める、そんな世の中になりますように!